債務整理依頼後に任意整理から民事再生に方針変更。借金1,200万円が200万円に!
Oさん(50代 男性)
- カテゴリ
- 民事再生
- 借金の期間
- 2年
- 借金の理由
- 妻のカード詐欺被害(不正利用)による妻の返済負担など
- 借入先の数
- 9社

相談までのできごと
Oさんは、父親の葬儀費用や総額1,000万円以上の自動車の購入、妻のカードの返済負担などにより、2年ほどで借入が膨らみ、1,200万円以上の借入を抱えるようになりました。これまでどおりの返済継続が困難になり、今後の返済方法に悩んでいたところ、テレビCMを見て当事務所にご相談くださいました。
弁護士の対応
Oさんは、早期退職のうえ、退職金を充てて自身での返済継続も検討していました。しかし弁護士が確認すると、任意整理をすれば、仕事を継続しながらでも家計余剰から返済可能であったため、任意整理でご依頼いただきました。ご依頼後、妻が病気のため急遽退職することになり、収入が減少したとのことで、再相談を希望されました。弁護士が改めて状況を確認した結果、借金が減額できれば返済継続が可能であることがわかりました。そして過去に1度自己破産をしていることや、借入に浪費が含まれることから、再生手続へ方針を変更し、再生の申立てをしました。
解決ポイント
ご契約時は任意整理でご依頼いただきましたが、その後、奥さまが退職することになり、また借入に浪費が含まれていることなどがわかったため、弁護士がOさんと再度相談して、より最適な民事再生に手続を変更し、その後の生活への負担を最小限にすることができました。
民事再生手続を終えて
負債総額は約1,200万円でしたが、再生手続の結果、総額200万円まで下げることができました。月々の支払いも相談前に比べ30万円ほど減額して月々5万5,000円となり、3年で完済するプランを立てることができました。
月々の返済額
相談時:36万円
手続後:5万5,000円
借金総額
相談時:1,200万円
手続後:200万円
弁護士からのコメント
手続の途中で生活状況が変わってしまったとしても、その事情やその時点での状況を弁護士がしっかり精査し、依頼者にもっともメリットのある方法を検討していきます。本件では結果的に任意整理から再生へ方針変更となりましたが、相談時の負債額を大幅にカットでき、3年で完済する計画を立てることができました。収入状況が不安定、今後の返済の見通しが立たない、という方も気軽に相談していただきたいです。
- ※事例の内容はご相談当時の状況や条件等によります。